今までゆっくり見る機会のなかったマーチングのフェスティバルに行くことができた。
幼稚園生から、社会人までたくさんの団体が出演している。
吹奏楽等楽器を演奏しながら、あるいはバトンやフラッグを持ちながら、移動してフォーメーションを形成したり、動きをつけたりと、その練習はきっととてもハードだろうが、みんなで演奏してその世界を展開していく楽しさというのも大きいだろう。
演目も、それぞれの指導者や団体の考えがよく出ていると思った。
例えば、流行の楽曲をいくつか選曲して、観客を盛り上げたり喜ばせたりする考えもあるし、複数曲をやるとしたら、その1つ1つではなく、トータルパッケージとして展開していくという考え方。
私個人はどちらかといえば、後者の考え方が多い指導者だとは思うが、それぞれなるほどなぁと思いながら観ていた。
専大玉名や玉女、熊工などのいわゆるマーチング名門校はさすがのパフォーマンスでとても素晴らしかった。
私は特に、ジャズの名曲「Sing Sing Sing」がとても好きなので専大玉名の演奏は楽しく盛り上がった。(写真は違う団体)
マーチングのルールは全くわからないのだが、歩くときにルールがあるようだった。
私も、クラスの中で、特に入門時に、ステップについての考え方を教えるのに長く時間を使ったりするのだが、基本的考えは「ボールからの接地」というのを中心に教える。
これは、ベリーダンスを踊るときに限らず、みんなの日常生活でも歩き方や所作がきれいになればいいなぁという気持ちもあって、繰り返し教えることをするのだが、歩くだけにしてもステップにしても、体重移動の一つなので、筋力が必要なため、簡単なようで案外難しい。
マーチングの場合、観ている限り、前進はかかとから接地しているようだ。これは楽器等を安定させる意味があるような気がする。
後進は当然、つま先からの接地になるが、これもちょっと不思議ですり足のような感じに見えた。
マイケル・ジャクソンのムーンウォークまではいかないが、そんな雰囲気。
これもまたおそらく楽器を安定させるためもあるのかなと思う。
歩き方一つにも、それぞれのジャンルで、理由があるのだろうと思うと興味深いものですね。
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