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執筆者の写真NamiBellyDanceStudio

サンクスツアー

私が、浅田真央ちゃん(”ちゃんづけ”するのが憚られる程、彼女はおとなになったが)が小学生の頃からのファンというのは、スタジオ生徒たちの間でも知っている人が多いと思う。


先日、福岡で真央ちゃん主催のアイスショーが開催されたので観に行った。


彼女が現役時代はショーや試合を何度か観に行っていたのだけど、引退してからは初めて。


今回のショーは、これまで応援してくれたファンのために感謝の気持ちを込めて展開するショーらしく、これまで彼女が滑ってきたプログラムが満載だった。


現役当時の真央ちゃんは、ハードなジャンプやエレメンツをこなすため、身体も絞っていて、とても細かったのだが、現在はとても女性らしい体つきになり、その表現力たるや現役の頃の10倍ぐらい素晴らしかった。


決められたエレメンツをこなし、もっといえば、エレメンツに追われていた頃と比べると、今は本当に彼女の能力を活かし、自由に表現できるとあって、その身体能力と表現にただただ感動した。


真央ちゃんは、現役の頃も孤高さがあった。


生で、この目で見ると、明らかに普通の人とは違うオーラがある。


よく『華がある』というが、これは「持ってる」としか言いようがないくらい、周りにどれだけの人がいても、真央ちゃんが滑ると真央ちゃんしか見えなくなるような雰囲気がある。


ジャンプより、スケーティングやダンスに重きを置いた今の真央ちゃんは、不思議なもので、現役当時、世界で闘っていたころより、はるかに孤高さがある。


順位や点数を競っていた現役時代の方が引退後より孤高だ!と当然のような気がするのだけど、実は逆で試合・競技・点数といったものから放たれて、自分のやりたい表現をやっている今の真央ちゃんの方が、より孤高なのだと私は感じたのです。


これは、引退しても更に努力し続け進化している証のように思えた。


そして、やはり、彼女にはクラッシック音楽がよく似合う。


もちろんジャズや歌付きのポップスなどもとても素敵で上手だが、クラシック音楽、特にバイオリン・ピアノ・チェロなどの音色とは本当にマッチする。


オリンピックで滑った演目なども、当時の衣装のままに真剣に披露してくれて、当時が思い起こされ、気づけば泣きながら見ていた(笑)


その後、追加公演の発表があり、熊本でも来年開催されるようです。


アイスショーは通常はチケットが高価なのだけど、このショーは色んな人に見てほしいという想いから、おおげさな演出等はないけれど、価格も手頃なので、フィギュアスケートを見たことがない人など、観に行ってみるのも良いだろうと思います。


彼女が表現している場所が氷の上で、数キロもある重いスケート靴を履いているという事をつい忘れてしまうくらい軽やかな舞に本当に感動した。


これからも、たまにでいいから、やはり氷の上で踊る真央ちゃんをいつまでも私達に見せてほしいなと思いました。

浅田真央
浅田真央

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