NamiBellyDanceStudio

2018年12月20日2 分

脳内テンポ

今月12月は、どのクラスも今年1年の総まとめをやっている。

「あれこうだった?」

「ああそうだった!」

と、みんなも私もおおいに賑やかですね。

もちろん、最近始めた人たちも、「えーこんなのあるの〜?まだわからんけど楽しい〜!」とエンジョイしてくれればいいと思いますし、今年の総復習ということで、それぞれが1年間の自分自身の成長を感じてもらえる時間になればいいと思います。

◇最近、気づいたこと

ジル(ベリーダンスで使う指にはめるシンバル)で、たくさん複雑なリズムを叩くが、音に合わせてダブルタイム、もしくは、それ以上に高速に叩いてみましょうとなったときに、テンポを正確に取るというのは、自分が思っている以上に難しいもの。

ジルに限ったことではないが、ほとんどが脳内もしくは、その脳の信号を受けた動き(ここではジルを叩く動作)は、実際のテンポより速く(走る)なりやすい気がします。

ゆっくりのテンポ(bpm-100以下程度)なら、速くなることはほとんどないのだが、不思議なものでテンポが速くなっていけばなっていくほど、なぜか自分の脳内では更に速いテンポを取ってしまう。

逆に、脳内が実際のテンポより遅れる…ということも、ありますが、これは速いテンポに慣れる前に多く表れることで、反復の中で慣れてテンポについてこれるという事を私は指導経験上、知っているのであまり気にしてません。

fingerCymbal

◇走ってしまう脳内と、実際のテンポのズレ

これを補正するために、どういう練習をさせたらいいのかというのをずっと考えていたが、レッスンでも取り入れている「その音を、声に出して言ってみる」という練習方法が、みんなに劇的な変化を生んだような気がします。

声に出さずに叩いたときと、声に出して叩いたときとでは、正確性がまるで違います。

私は、みんなのリズムを聴いているので、はっきりとわかりますが、実際声に出して叩いたあとは、みんなの表情を見ても、冷静さが大きく違うので、実感として、「自分の脳内のテンポは、実際のテンポより急いでいた」というのを感じ取れているのではないかと思っています。まさに補正システムが機能している的な…。

これは多分、「1234・・・・」と数字で、ただカウントを数えるのとは、また違う。

数字ではなく、リズムやメロディとして捉えるということが、大事なのかもね。

そういう意味では、歌いながら踊るというのも、一つ大きな変化を生むかも。

何よりいい気分にもなりそうだ。

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