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翌日のカレーのような話

執筆者の写真: NamiBellyDanceStudioNamiBellyDanceStudio

デジタル系に疎い私は、なかなかトライできず、しかし、読みたい本は心の中では増えるばかりで”Kindle”という電子書籍を読むことのできる端末をただ持っているだけだった。


いよいよ挑戦してみると、非常に便利!




まだ操作に苦戦はしているが、辞書機能もついて付箋もつけられる!


ということで、いくつかの本を読了しました。


小説やエッセイ、啓発本等、読むジャンルは特に決めていない。


ごく最近読んだ本に「思考は一旦寝かせなければならない」ということが書いてあり、それに私は非常に感動したのです。


これは振付作りにおいて、おおいに参考になる。


当然ながら天才ではない私は、突然、神からの思し召しが降りてきたかのように1曲の振付を15分で作り上げる…といった事はできない。


冴えているときは「2時間で出来た〜!うお〜今日の私は天才だ〜!」と一瞬錯覚して、盛

り上がり、スタジオで一人小躍りすることはあるけど。


思いつくときはスラスラ思いつくし、思いつかないときは8時間スタジオで粘って頭を掻きむしっても逆立ちしても進まない、むしろ納得できず後進する…ということも多々あるのです。

しかし、それを整理するためには、一旦"考え"を寝かせた方がいいですよという話。


これが出来そうで出来ないんだな。


一度、トライし始めたことを「じゃあ一旦ここに置いといて」とは、なかなか勇気が出ないことのように思います。


だけれども、その寝かせて置いておく間に(完全に忘れ捨てるわけではない)、知らないうちに熟成され、自然と精査され、次に考えるときには、まとまっているという。


自分の振付作りに関してみれば、これは勇気が出ず試すことができないと思っていたことだが、生徒によく「自分はココができない、どうしたらいいか?」等の質問を受ける機会がたくさんあります。


みんな、気軽によく質問してくれ(とても素晴らしいこと!)、その質問に対する私の答えは、もちろん具体的な改善方法を伝えると同時に、「その疑問は、一旦置いといておくと良い」ということを完全に自覚しています。まさに自己矛盾。


答えを伝えたあとに、すぐその生徒がそれをできるようになるとは思わないのです。

また、それでいいと思っています。


それを受け取った生徒が、トライして、一旦置いて寝かせて、またトライしてまた寝かせてを続けていくうちに洗練され、いつの間にやらできるようになっている。


というのを、私は10年以上の指導歴の中で数え切れないくらい見てきているので、経験則と実感として「思考を一旦置いておく」ことの大切さを感じています。


これからも、些細なことでもどんどん質問してきてほしいのですが

「こないだ先生に質問して、こうした方がいいよと言われたのに、その通りにやっても私まだ出来ないなぁ」と思う人は、この考え方を知っておくと焦ることもないかもしれませんね。


ぬか床のように、掘り起こし、混ぜては寝かせ、それを繰り返しながら熟成していくという良い考え方だなと思いました。


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